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ゴビアゲート - I

アラシャン瑪瑙、アラシャン碧玉、アラシャン石

こちらはゴビアゲートという名称が付けられていましたが、詳細に調べていくと、アラシャン瑪瑙、アラシャン碧玉、アラシャン石とも呼ばれていました。 アラシャン(Alashan)というのは中国の地名で、アルシャーとも呼ばれ、中華人民共和国内モンゴル自治区の最西部に位置する「アルシャー盟」のことです。

そしてアルシャン石は、ウランプハ砂漠とトングリ砂漠の奥地に位置するアルシャンの中でも北方、すぐ先はモンゴル国のゴビ砂漠という場所から産したといわれます。 そこは年間を通じて風が非常に強い場所で、古代の火成岩や変成岩、化石などが豊富にある場所だそうです。 そしてその強い風に飛ばされた砂々が石を削り、磨かれることで独特の形をした石が多いようです。

アラシャン石は、幸運の象徴、幸せを運んでくる石、安全で平和、様々なミネラル、特に鉄分を含み、血液の循環を助け、美容、長寿命等々の効能が書かれていましたが、私自身、そういった不可思議なパワーというのに疎いせいもありますが、疑似科学の類いと捉えた方が賢明だと思います。

ですので、以下は単純にアラシャン石をひとつの石として捉えた場合にどうかといった話に限定しています。

ゴビアゲート、アラシャン

まずこちらはアラシャン石として私が最初に入手したものになります。 砂に研磨されたというその形、滑らかさ、自然の造形美が感じられます。

以下の写真はゴビ砂漠とは違う大陸、アメリカはアンテロープキャニオンの写真ですが、砂漠の造形美という意味では似たものを感じます。

アンテロープキャニオン” title=

別の角度から:

ゴビアゲート、アラシャン

こちらの石は、光の透過はありません。

ただし貝殻状断口が所々見えるのと、砂の研磨に持ちこたえた形、岩肌から碧玉であることに間違いはないようです。 さしずめ、「アラシャン碧玉(ジャスパー)」です。

ゴビアゲート、アラシャン

ゴビアゲート、アラシャン

まさしく自然の作り出したアートの前にはただただ感嘆するのみです。

マダガスカル産のゴビアゲート?

こちらはゴビアゲートとして販売されていましたが、マダガスカル産という記述もあり「?」な石です。

ゴビアゲートの大きな特徴としてボコボコした目玉のような模様がありますが、こちらの石にも確かに目玉模様があります。

しかし全体的な形はフラットで滑らか、形が単純、シンプルです。

また色合いも茶色~オレンジ色でいかにも瑪瑙といった感じです。 先述のマダガスカル産?という情報もあいまって「?」ですが、この石はこの石で素晴らしく、私好みです。

本当にゴビ砂漠から産したものかどうか疑問はありますが、私の好きなゴビアゲートの形です。

ゴビアゲート

所々、目玉模様があるのが分かりますでしょうか?

ゴビアゲート

光の角度によって表面に瑪瑙の複雑で独特の模様が現れます。 その模様は神秘的ですらあります。

ゴビアゲート

この角度から見ると、半透明の感じがよくわかります。

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