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輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)

輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)

輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)について記す。

私が初めて輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)の名を聞いたのは、菊花石の母岩が輝緑凝灰岩だと説明された時だと思う。

凝灰岩の意味も分かってなかった私にとってキリョク・ギョウカイガンという名は難解であったし、覚える気にもならなかった。

しかしその後、様々な石や岩石を収集しだすにつれ、この輝緑凝灰岩という名がよく目についたし、そのため初めは難解に感じていたこの岩石名も自然に覚えることができた。

名を覚えることができた一方、では輝緑凝灰岩とはどのような石であるか調べてみると、その実態はこれも訳が分からないものであって、 やはり私にとって難解なものであるようだ。

輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)

輝緑凝灰岩とは、一般に古い時代の玄武岩や塩基性の火山岩や凝灰岩がやや変質したものと整理される。 緻密で赤褐色や暗緑色のものが多いとも。

これだけであればなるほどと理解できるのであるが、話をややこしくするのはまず凝灰岩らしからぬ見た目である。 緻密であるが荒い石肌は古いチャートのような印象さえ与える。

次に輝緑凝灰岩という名はもっぱら今は使われず、緑色岩という名が使われるという。 緑色岩は、一般に玄武岩や玄武岩質火砕岩が、比較的低温の変成作用を受けたものと整理される。 そう、輝緑凝灰岩とほぼ同じ整理なのだ。

ちなみに緑色岩はその名によらず緑色の石とは限らず、赤紫色をはじめ多種多様な色がある。

石の名はややこしいものであるようだ。

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