Life w/ Stones【日常 - 石との日々】
Life w/ Stones, 日常 - 石との日々
さて、出合い編に続いて日常編です。
日常的に石が好きな人はどう石と向き合っているのでしょうか。 おそらく大半の方は探石にかける時間が最も多いのではないかと思います。
それは出合い、日常、リリースの3段階が実は同時並行的に進んでいくものですし、 日常とは既に手元にある石にフォーカスすることなので、ある意味無意識に行われるためかもしれません。
または「釣った魚に餌を与えない」という言葉もありますが、狩人タイプの方は手元の石を顧みることなく次から次へと探石を続けることから日常が御座なりになっていることもあるでしょう。 私の知人にも次から次へと石探しに行くものの、拾ってきた石は積みっぱなしという方がいらっしゃいます。
さて、話を元に戻して石と過ごす日常について。
私が日常的に行っていることは、「石に触れる」ことです。心を落ち着かせたいとき、何かを深く考えたいとき、集中したいとき、何気ないときに石に触れます。 触れたいときに石がないと困るので、いつもポケットのなかには石があります。
一時、巾着袋のなかに石を入れて持ち歩いていたことがあったのですが、さっとスマートに石に触れないので石そのままでポケットに入れています。
そのために気を付けることは、ポケットのなかには石をひとつだけ入れることでしょうか。 ポケットのなかに石以外のものを入れることはお勧めしません。 石が傷つく可能性がありますし、それ以上に石に対して失礼だと思うからです。
石は私の心を落ち着かせたり集中させてくれるものであると認識する以上、 日常生活で使うものとは別なもの、ある意味精神的でさえある特別なものと考える必要があります。
ですので、ポケットひとつに、石はひとつ。
石を入れたそのポケットは、石専用のポケットになる訳です。 そしていざというときに、さっとスマートに石に触ることができるのです。
それに、まさにいま石を触りたいそのときに、ガムやらアメの袋やらを退けて石を探すのはよいものではありません。 ですから、ポケットひとつに、石ひとつ。 これ重要です。
長くなってきましたので、石を触ることについては次の頁にて。