神居古潭石
神居古潭石
神居古潭は、北海道は旭川市にある、石狩川の急流を望む名勝地です。 春は桜、秋は紅葉の名所として、またサイクリングロードもあり観光スポットになっています。
この地には古代の遺跡である神居古潭竪穴住居遺跡やストーンサークルもあり、北海道を代表するパワースポットとされる一方、うっそうとした雰囲気からか心霊スポットともいわれます。 もともと神居古潭の名の由来は、水上交通を行うアイヌにとって、神居古潭の渓谷は難所であり、たびたび犠牲者がでたことから、無事な通過を神に祈る地として、神の居する(神居)ところ(古潭)という名がついたとされています。
実際、この地では北海道を南北に縦断する構造帯が見られ、神居古潭構造帯(変成岩帯)とも呼ばれ、地質学的にも貴重な見所です。 川岸には小石の浸食によるおう穴群があり、「神居古潭おう穴群」として旭川市指定の天然記念物となっているだけでなく、この地からは特異な変成岩が多く見つかることから、それらに「神居古潭七石」という美称がつけられるほどです。
パワースポットでありながら、心霊スポットでもあるというのは、陰と陽の力がどちらも作用しているともいえますが、おそらく自然の力が作用しすぎて人にはうっそうとした雰囲気に映ってしまうことが理由のひとつだと思います。
または地質学的にも神居古潭は構造帯に位置することから、地場などの影響もあるのかもしれません。
いずれにせよ「神の住まうところ」と称される場所ですから、人知を超えた何かがあるように思えます。
以下の写真は神居古潭から望む石狩川です。
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