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Life w/ Stones【出合い - 探石のススメ】

探石のススメ

探石。「たんせき」と読むこの活動は、字句どおり「石を探す」活動です。

水石において、河原などで石を探す活動を探石といいます。

なお、山や川で石を採取することを採石(さいせき)といいますが、水石では川から石を引き揚げることを揚石(ようせき)といいます。

探石というと、採石より意味が広がり、山や川以外も含めて、石を探す行為全般のことを指します。

最近では、昔のように河原で探石をしてもよい石は見つからないといいます。そのため、インターネットを活用したオークションなどからの入手が 多く、そういった経路の入手も探石に含むことができます。

アニミズムと石

道ばたでの探石

私はこれまでのところ山での探石経験は数えるほどしかありませんが、河原での探石にはいくどとなく行きました。 それ以外にも、旅行先も含めて道ばたの石にも注視しています。

道ばたの石?と思われるかもしれませんが、道ばたの石ほど「どこからこの石は来たのか」想像力を掻き立てるものはありません。

なぜなら、河原の石であれば例外はあるものの、ほぼ間違いなくその河川の浸食作用によるものと思われるため、そこで想像が止まってしまいます。

しかし、道ばたの石というのは、ほとんどの場合、そこに至る過程で人間が影響しています。 時に、なぜこんな場所にこんな石が?と疑問を持たざるを得ないケースがあります。

私も過去にこういった石に出合ったことがあります。 それは碧玉(ジャスパー)でしたが、大昔に河川の氾濫があった際に流されてきたものなのか、原住民が残していったものなのか、想像力を働かせあれやこれや思いを巡らせました。

土岐石の紋様石

ですので、毎日とおる道であっても気は抜けませんし、初めて訪れる場所では尚更です。

はたから見ると、下ばかり向いて怪しい人と思われる可能性はありますが、それでも日常生活においてワクワク・ドキドキすることは、ある意味、一種のスパイスとして人生を味あるものにする手助けになると思います。

道ばた探石を行っていると、河原や海で行う探石は、ここは王国か、はたまた夢の国かと思うほど、文字どおりゴロゴロと転がっている石々に圧倒されることでしょう。

河原や海で行う探石は、道ばたの探石とは別次元です。 石好きにとって、これ以上の行楽はないといっても過言ではないのです。

探石で、目の端に映る玉とも思える輝きにドキッとし、まさかと思い歩み寄る際の胸の高鳴り、引き揚げてしげしげと見入る瞬間、そして、あぁ素晴らしいと感嘆し、天の与えてくれたこの出合いに感謝するとき…。その後はもう地に足がつかないとはこのことかと思うように、どこをどう歩いているのかもう心はその石でいっぱいで、心ここにあらずの体となることでしょう。

また、たとえ思うような石を見つけることができなくても、河原に腰をおろし空を見上げながら取る休憩の清々しさ、ほお張るおにぎりの美味さは格別です。

そういった行楽を大切にする意味でも日ごろからの探石には意味があると思います。

インターネットでの探石

道ばたでの探石は比較的簡単にはじめることができますが、まぁそうそうよい石に出合うことは難しいでしょう。

特にこぶし大以上でよい石となるとまず道ばたで見つけることはできないと思います。

現代においてインターネットの普及は著しく、我々の生活を大きく変えたことに議論の余地はないでしょう。

水石は、インターネットの活用が得意でない世代に大きな支持層があるとはいえ、いわゆる質屋や代理の方がそういった支持層の方より買い付けた品を出品するので、結構な品々がオークションには出品されます。

探石は自採が一番とは限りません。

むしろ知人、友人、オークションなど、人を通して入ってくる方が、圧倒的によいものである可能性が高いでしょう。

本当によいもの、よい話は人を介して入ってくるようです。

また、オークションを通じて新たな出会いもあります。

人口に占める石が好きな人の割合はどのくらいいるでしょうか。きっと微々たるものでしょう。 ですので、日常生活のなかで石好きが石好きに出会う可能性はとても低いです。 まずないといってもいいかもしれません。

ですが、オークションを通してなら、同じ石が好きだという趣味を持つ人に出会うことが容易になります。

なお、「石が好きな友人」は略して「石友(いしとも)」といったりします。

同じ趣向を持つ人と趣味の話をするほど楽しいことはありません。 それはかけがえのないものです。

そういった出会いのチャンスが隠れている可能性も含めて、インターネット・オークションを活用した探石をおススメします。

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または、サイトマップから辿っていただくこともできます。


 


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